2013/12/29

学生時代における部活動の意義を考える


順天堂の新5号館を横目に、


懐かしの有山記念講堂へ、





順天堂大学硬式テニス部の追い出しコンパにいってきました。

今回の卒業生へのお祝いのスピーチで私が伝えたかったのは、「部活動におけるリーダーシップとマネージメント能力について」です。

・大学生活における部活動は連帯感を得るためのものに過ぎないのか?
・もっと他に経験すべきことが部活動以外にあるのではないか?

このような考えが学生時代には頭をよぎり、後輩が部活を辞めたいと言ってきた時に、なぜ続けるべきかということに明示することができませんでした。


特に硬式テニスという競技は、交代のできない競技です。
医学部では、シングルス6名、ダブルスも同じく6名で団体戦をしますが、重複も認められており、6-8名が試合に出場します。

テニス部は人気の部活動ですから、人数も多く、レギュラーに慣れないまま引退を迎える選手もいます。

その中で、学生における部活動の意味というものを私自身自問自答を繰り返していました。

しかし、MBAの勉強は学生時代の部活動の意味を明確に教えてくれました。

6年間、もしくは4年間の部活動の場はまさに、社会経験を積むには持ってこいの場だと思います。

新入生として入部し、上下関係を味わいながら、4年生で幹部の学年を迎えます。そして、幹部終了後は上級生として部活を支えます。


それぞれの時期に、やらなければ行けないことを学んで行く訳ですが、

特に、4年生での幹部学年での経験をとてもすばらしい体験になると考えています。

例えば主将であれば、
部活をマネージメントする能力や
リーダーシップを発揮する経験になります。

外務であれば、
コミニュケーションや営業の方法など
内務であれば、
組織のfinancialを考えなければいけません。

このような経験は通常の医学部のカリキュラムでは決して学べるものではありません。

しかし、医師は社会にでれば、リーダーとしてチームや組織をマネージメントして行く立場になります。
ですから、このようなマネージメントやリーダーシップ体験を経験しておくことは、必ず社会に出ても役にたつと思います。

さらには
海外では、
単純な学歴や成績以外にも
ボランティアや、海外経験それから、リーダーシップやオーガナイズした経験がとても評価されます

ですから、部活においてそれらを経験し、スキルアップしておくことは、非常に意義のあるものと思います。



医学部、看護、体育学部の皆様お疲れ様でした。
今後は一緒にAlumniとして現役生を応援して行きましょう。

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