2013/01/21

研究留学について

留学するいうと、よくまた学生になるの?と誤解されます。

私たち医師や研究者の世界では、海外で数年間研究することを留学と呼んでいます。


もちろん、授業料は払う必要はなく、多くの場合は給料や助成金をもらって働きます


つまり、大学や大学院への進学という目的の留学ではなく、海外で研究をすることを私たちは留学と呼んでいるのであります。


私たちの留学は、企業の方の海外赴任とは異なり、留学先を探すところから、引っ越しや銀行の口座の解説、現地のセットアップなど自分で手配しなければいけません。しかも、私たち医師の場合は海外手当などつくはずもなく、金銭的にはかなり厳しい状況になります。


しかし、一度は海外に身を置いて、サイエンスに没頭するということは私たち科学者にとって夢の一つに違いありません。


近年若者の留学離れが進んでいるといわれています。
私のまわりの研究室の日本人も昔に比べ確かに減少しているようです。


いずれにしろ、このすばらしい体験をブログを通じて後輩たちに伝えていくことで少しでも日本の科学者が世界に旅立っていってほしいと思います。

また、私自身現地のセットアップにはかなりの時間を費やし、留学後1−2ヶ月は何もできませんでした。

日々、現地の情報はアップデートされていきますので、少しでも皆様に新しい情報を共有し、無駄な時間を減らしていただければと思います。


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