2014/10/01

Harvard Medical School ハーバードメディカルスクール

□ ハーバードメディカルスクール

私の所属するハーバードメディカルスクールの紹介をしたいと思います。


一番分かりにくいのは、ハーバード大学には、ハーバード大学付属ハーバード病院といったものは存在しないということです。
東京大学であれば、東京大学附属東大病院、順天堂大学であれば順天堂大学付属順天堂医院のように、日本の医学部には大学病院が存在します。それでは、ハーバード大学医学部(ハーバードメディカルスクール)はどのようなシステムになっているのでしょうか?

ハーバードメディカルスクールはたくさんの協力病院というものが存在します。
例えば、マサチューセッツジェネラルホスピタル(Massachusetts General Hospital)やブリガムアンドウィメンズホスピタル(Brigham and Women’s Hospital)などたくさんの病院がハーバードの関連病院として存在します。

私の留学していたスケペンス眼研究所(マサチューセッツ眼耳鼻科病院)も同様です。ですから、医療系でハーバード留学といっても、同じ病院や研究所という訳ではなく、様々な病院に留学していることが考えられます。


医療系の学位取得目的の留学としては、公衆衛生大学院があげられます。公衆衛生学とは、生活環境・保健医療制度ならびに事業、社会保障および社会福祉など、医学・医療が社会とかかわる領域での研究を中心とします。

ハーバードであれば、ハーバードパブリックスクール(Harvard Public School)で公衆衛生学修士(Master of Public Health, MPH)の取得を目指している医師や看護師などの医療従事者を見かけます。

その他には、博士号をハーバードで取得するという方法もありますが、医師の場合は日本ですでに取得してきている人が、ポスドクとして研究しているケースを良く見ます。

このように、医療系だけでも、ハーバードにはたくさんの日本人が留学しています。ボストンは狭い街ですので、交流する機会も多く、日本ではネットワーキングすることのできない、他分野の人とも交流することができることが、ハーバード留学の醍醐味かもしれません。

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