World Team Tennisとは、ビリー・ジーン・キングがオーガナイズしたテニス組織です。
主に、各都市別のプロリーグと、アマチュアリーグが存在します。
例えばボストンもボストンロブスターズというチームを持っていて、都市対抗で試合をしています。
出場している選手は、現役のプロもいれば、既に引退した往年のプレーヤーも参加しています。
例えばワシントンキャッスルズにはマルチナヒンギスがいたり、ダブルスで有名なレアンダーパエスがいたりします。
ロブスターズにもマークフィリポーシスが参加しています。
プロリーグは各都市対抗で年間の優勝を決めます。
もちろん先日ボストンでも試合があり、ヒンギスが来ていました。
小さい大会ですから、選手をすごく近くで見る事ができ、とても面白いです。
大会のルールは
男子ダブルス、女子ダブルス、男子シングルス、女子シングルス、ミックスダブルスで行われます。
しかも、シングルスやミックスは交代ありという異色ルールになります。
テニスには新鮮なルールですが、プロもシングルスなどは調子が悪いと交代したりします。
他には、勝敗だけでなく、試合の合計取得ゲーム数で争いますので、
最後のミックスダブルスは接戦ですとかなり盛り上がります。
最後のミックスダブルスは合計点で負けているチームが勝った場合、相手にゲームを失点するまで続けることができます。
(例えば、チームの合計ゲーム取得数がAチーム18 VS Bチーム 10であった場合に、
Bチームがミックスダブルスを6-4で勝ったとします。
その時点で、得失点差は、まだ6あります。
しかし、ゲームを相手に失点するまで、ミックスダブルスは続ける事ができるので、
13-4で勝てば1点差で逆転することができます。)
ということで、最後にミックスダブルスで結構盛り上がります。
アマチュアのリーグも地区大会から、全国予選、全国大会とあり面白い大会です。
注目すべきは、このようなプロリーグの存在が、テニス選手の引退後の受け皿になっているとのことです。
日本にはこのようなリーグはありませんから、テニス選手は第一線から引退すると、
コーチになったり、テニスクラブの経営をします。
このような活躍する機会を確保することで、
テニス選手の引退後の待遇の改善ならびに、テニスの人気の確保につながると思います。