2015/03/06

高山病予防薬について

ビジネススクールのCapstone Projectでチリとペルーに行ってきます。

そこで、高山病の予防薬(ダイアモックス Diamox)という薬を処方してもらいました。



この薬はなんと、良く眼科で処方する薬なのです。

ちなみに眼科では眼圧を下げるために処方します。

良く手がピリピリする副作用?自覚症状がでるのですが、
今回は、その症状が出たら効いてる証拠なので、飲んでほしいといわれました。

このダイアモックスは炭酸脱水酵素阻害薬に分類され、
腎臓の炭酸脱水酵素の働きを阻害して、塩分とともに水分を尿中に出します。

高山病は低酸素により、脳や肺の細胞間質に浮腫が起こります。

そのため、頭痛や吐気、むくみなどが起こるわけです。

ひどい場合には、脳水腫や肺水腫にまでなってしまうことがあります。


そこで、体内の水を外に出すために、ダイアモックスが処方されます。

さらに詳しく説明しますと、、、

以下詳細は、読み飛ばしてもOKです。

ダイアモックスは腎臓の中の炭酸脱水酵素の作用を抑制することにより、代謝性アシドーシスを起こし水素イオンを増加させます。すると、この増加した水素イオンによって脳の呼吸中枢が刺激され、換気量が増大します。

このように、ダイアモックスは、呼吸数や呼吸の深さを増加させることによって、高度に対する生理学的反応を高める作用を持っているわけです。

高山病を予防するためには、ダイアモックス(1錠250mg)の1/2錠(125g)を1日2回(朝と夕)服用します。

ダイアモックスは旅行に出発する1日前から服用を開始し、目的の高度に達するまで続けます。そして、下山を開始したら中止しましょう。

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