特に、医療関係者は一般的なマネージャーとしての経験は、准教授や教授にならないとなかなかないのではないと思います。
しかし考えてみると、医師という職業は患者さんをマネージメントしたり、病棟では、チーム医療が一般的で、医学生や看護師、検査技師などをマネージメントします。
皆さんはこの時、何を経験して、何を学んでいるか考えたことはありますか?
また、チームをマネージメントをする時に心がけていることはありますでしょうか?
例えば、私は以下の2つを心がけるようにしています。
1つ目は相手の考えを知る事に時間をかけます。
なぜなら、他人の考えや感情は分からないからです。
仕事の何に対して情熱をもつか、どのようなことに幸せを感じるかを知らないまま、誤った方向性の仕事を与えることは、最終的にはチームの仕事の効率が落ちると思います。しかも、やりたいことをはっきりさせて、ハッピーに働けた方がいいにきまっています!
2つ目は失敗があったときに人前で怒らないということです。
人前で怒ることは見せしめには効果を発揮しますが、チーム力をあげる作用は全くないと思っています。
私は、メンバーの失敗を訂正する時は、2人で本人に説明し、チームで失敗内容を共有して、次に同じ様なことが起きない様につとめます。この方が、より健全で、いい意味で失敗を恐れないチームが出来上がります。
私の周りで、怒鳴って部下をしかる人をまれに見かけますが、これはいわゆる古典的な体育会系の考え方で、相手の気持ちを考えていないと思います。
なぜなら、自分からわざとミスをする人はいないからです。
重要なことは、失敗から何を学んで、次に生かすことでしょう。
今回のチームマネージメントの講義では以下を学びました。
効果的なチームとは
・パフォーマンス;ニーズを超えた水準である
・成長:常にチームのパフォーマンスが向上する
・向上:チームとしての経験がポジティブに個々のメンバーに作用する
・友好:チームは業務を超えて素晴らしい関係を継続する
をもつ。
特に良好なチームにおける重要な3つのプロセスは
・努力:チームに孤立するメンバーを作らない。自分の仕事を超えて、互いに業務をシェアし発展させる
・戦略:常に仕事のプロセスを考える。(考えないでルーチンで仕事を行わない)
・知識:スキル-互いに教え合う。ミスウェイトしない
である。
ということです。
これらは医療系の仕事でもあてはまることだと思います。
医師はリーダーとしてチーム医療に関わります。
自分はマネージャーと自覚し、チームの効率を最大化するように努めることが、患者さんのニーズを満たす最良の条件であると再確認致しました。
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