2014/01/10

1/8/2014 ボストン大学エグゼクティブMBA(EMBA)集中講義3日目: 医師としてリーダーシップを考える

みなさんはマネージャーとしての職務経験はありますでしょうか?

特に、医療関係者は一般的なマネージャーとしての経験は、准教授や教授にならないとなかなかないのではないと思います。

しかし考えてみると、医師という職業は患者さんをマネージメントしたり、病棟では、チーム医療が一般的で、医学生や看護師、検査技師などをマネージメントします。

皆さんはこの時、何を経験して、何を学んでいるか考えたことはありますか


また、チームをマネージメントをする時に心がけていることはありますでしょうか?


例えば、私は以下の2つを心がけるようにしています。

1つ目は相手の考えを知る事に時間をかけます

なぜなら、他人の考えや感情は分からないからです。

仕事の何に対して情熱をもつか、どのようなことに幸せを感じるかを知らないまま、誤った方向性の仕事を与えることは、最終的にはチームの仕事の効率が落ちると思います。しかも、やりたいことをはっきりさせて、ハッピーに働けた方がいいにきまっています!

2つ目は失敗があったときに人前で怒らないということです。

人前で怒ることは見せしめには効果を発揮しますが、チーム力をあげる作用は全くないと思っています。

私は、メンバーの失敗を訂正する時は、2人で本人に説明し、チームで失敗内容を共有して、次に同じ様なことが起きない様につとめます。この方が、より健全で、いい意味で失敗を恐れないチームが出来上がります。

私の周りで、怒鳴って部下をしかる人をまれに見かけますが、これはいわゆる古典的な体育会系の考え方で、相手の気持ちを考えていないと思います。

なぜなら、自分からわざとミスをする人はいないからです。
重要なことは、失敗から何を学んで、次に生かすことでしょう。


今回のチームマネージメントの講義では以下を学びました。

効果的なチームとは

・パフォーマンス;ニーズを超えた水準である
・成長:常にチームのパフォーマンスが向上する
・向上:チームとしての経験がポジティブに個々のメンバーに作用する
・友好:チームは業務を超えて素晴らしい関係を継続する

をもつ。

特に良好なチームにおける重要な3つのプロセスは

・努力:チームに孤立するメンバーを作らない。自分の仕事を超えて、互いに業務をシェアし発展させる
・戦略:常に仕事のプロセスを考える。(考えないでルーチンで仕事を行わない)
・知識:スキル-互いに教え合う。ミスウェイトしない

である。
ということです。

これらは医療系の仕事でもあてはまることだと思います。


医師はリーダーとしてチーム医療に関わります。
自分はマネージャーと自覚し、チームの効率を最大化するように努めることが、患者さんのニーズを満たす最良の条件であると再確認致しました。








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